2025-01-01から1年間の記事一覧
創作とは2つの「つくる」を重ねた熟語である。つまり創作活動とは「つくる」活動だということだ。 しかし、我々は本当に、創作活動の際に「つくっている」のか。 私の感覚では、「つくっている」というより「見ている」という言葉の方がしっくりくる。 脳内…
超弦理論という物理学の仮説がある。この世界は、空間10次元・時間1次元の11次元でできているという仮説である。なぜ11なのかというと、色々計算すると11次元無いと困ったことになるから、という話らしい。昔は超ひも理論という呼称の方がメジャーだった気が…
一発屋と形容されるようなお笑い芸人の中には、数年・十数年の時を経て「鉄板」とか「お約束」とかの領域にまで到達した人が、多くはないが居る。 あぁいうのは、どこに転換点・特異点があるんだろうか。 何にせよ、そのシンギュラリティにいたるまで自分を…
物語の要素を構造化しておくと、良い作品作りに役立つぜ! 物語作りは非常に難しいです。複数の要素が複雑に絡み合い、どれかひとつが良くても他がイマイチだったらその作品は評価されず、あるいは全ての要素が良くても方向性や雰囲気が食い違っていればチグ…
今回のテーマはテーマです 物語を作るときにはテーマが欠かせません。 テーマとは物語の背骨です。テーマが貧弱だとお客様の心に何も残らない作品になってしまいますし、一方で明確なテーマがあれば時代を超えて愛される名作に成るかもしれません。 しかし、…
本記事のカテゴリは「思い付き」&「創作理論」。創作理論系の話ではありますが、徒然なるままに書き散らかします。 プレゼンなどの文脈で、フィラーを使わないようにしよう、という主張がある。フィラーというのは、あのー、なんというか、えーと……。という…
本記事のカテゴリは「思い付き」&「創作理論」。創作理論系の話ではありますが、徒然なるままに書き散らかします。 さて、タイトルの「人間はニンゲンにしか感動しない」は、私がかねてから持っている自論だ。 物書きの"色気"として、キャラクターにウマいこ…
よしなしごとって言葉、ニュアンスはわかるけど恩師以外で使ってる人見たことなかった。ので、使ってみた。 モデリングはお絵描きだが、お絵描きはモデリングではない 「モデリングってお絵描きのことですよ、図にするって言ってるだけです」なんて説明をし…
はじめに 創作技術や脚本術についてネットで調べると、「水戸黄門とワンピースは同じ話だ」という主張を見かけることがあります。一体どういうことなのでしょうか。黄門様は実は副業で海賊をやっているゴム人間だったのか……。 この文脈で語られている「物語…
「自分の正体を知りたい」という欲求をモチベーションのひとつとして発展してきた学問がいくつかある、と思っている。 例えば、宇宙物理は自分が存在しているこの宇宙なる空間を知るというアプローチで我々人類の正体を知ろうとしているし、量子力学や化学は…
ソフトウェアテスティングを空間探索に例えた講演をいくつか聞いたことがある ぱっと思いつくものだけでも、2023年のSQiPシンポジウムでにし先生が言ってたし、2024年のJaSST北海道で鈴木さんも言ってた ということで、腹落ちするまで考えてみた まずはソフ…
ソフトウェア(e.g. プロダクト, サービス, 組織)の品質には理想形があり、 顧客の認識と理想形との乖離を調査する行為、そして近づけるための行為がマーケティング ソフトウェアの実態と理想形との乖離を調査する行為がテスト、また近づけるための行為(のひ…